生存とはなにか?

天才と秀才

わたし自身、残念ながら「この人は天才だな」という人にいままで出会ったことがありません。
50
年生きてきて、出会ってないのは、よほど行動範囲が狭いか、

視野が狭いかのどちらかかもしれませんが。。。

ただ、天才の人は自分で天才と自覚しているのでしょうか?
恐らく自覚はないと思います。

自ら起業・創業し、会社を大きくした人は基本的に天才だと思います。 

2代目、3代目と創業者は求められる資質が異なります。

2代目、3代目は秀才でなければならないでしょう。
2
代目でさらに大きくして、3代目で衰退し、

そして、その会社は役目を終えて潰れます。これが通常の会社の栄枯盛衰です。

しかし、最近はこのサイクルが早まっています。

1代目でこのサイクルが完結してしまいます。

 

異端の存在

一つの会社が去ったあと、

別の天才がその時代に合った方法・分野で創業者となってまた現れてきます。
一人の人間がこの変化の激しい世の中を時代の変化を感じ取りながら、

半歩前を歩み続けることは困難です。

1回や2回ぐらいはできるかもしれませんが、

成功した一人の人が半歩前を継続的に歩み続けることは不可能です
人間は基本的に成功体験にしがみつきます。

しかも、一人の人間が行える行動には限界があります。
何が成功するか混迷を極めている状況では、

様々な人間が様々な考え方を持つ必要があり、

そのどれが時代にマッチするかはわかりません。
どんな状況に陥ってもだれかがマッチするように、

多種多様な考えを持って存在する必要があります。

 

生物学的にもそうなります。

多種多様な変化に対応できるように一定数の変異をつくります。

そして、その時代にマッチした種類が多く残り、

マッチしなかったものは消えていくだけです。

それ以上でもそれ以下でもありません。

正解が不明な未来において、ある種すごく合理的な生き残り戦略です。

会社の場合は種族保存の法則よりも緩く、

必ず誰かが生き残らなければならないものでもありません。

簡単に言えば失敗したら終わり、会社は潰れる。でもいいような気もします。

このあたりが生物の何が何でも、だれかが生き残るとは異なります

確かに種族の場合は絶滅すると復活は不可能です。

ジュラシックパークのように復活できればいいのですが・・・)

会社の場合は全く同じものは難しいかもしれませんが、

同じようなものは創ることができますので、何が何でもと考える必要はありません。

 

先は読まない

何が正解か考えてもわからない世界、やってみて初めて良否がわかる世界です。

用意周到にして進む感覚ではないです。

どんなことが起きても状況に合わせて対応できる能力が必要です。

先が見えないので動けないではだめです。

指示されて動いていたのでは、指示を待っている間に死んでいます。

最近、人を食すアニメ(進撃の巨人、東京グール、約束のネバーランド鬼滅の刃など)が多数ありますが、

実際にそんな世の中になったとしても生き残れる自信はありますか

 

そのような状態でも対応できるように、

「考える」を普段から練習しておく必要があります。

究極の状態になっても瞬時に自分で考え動く、人に聞いている時間はありません。

人食い鬼が目の前に現れて、どうしたらいい?と人に聞いていたら、

聞いている間に食われてしまうのです。