満足を与えない「モノ」
無満豊物
モノの生産
製品(モノ)を中心に考えれば、いかに効率よく、
ムダを省き作り出すかが課題になります。
トップ(指揮者) 以外はトップに従う歯車という状態が最もムダがなく効率的です。
ただ、 人は人であり機械の部品なんかではないという感情があります。
役職やボーナスという金銭的報酬で「人」 である感情を与えています。
モノ中心の考えであれば、 必要のないムダなことになるかもしれませんが、
しかし、 あまりにもたくさん感情を与えてしまうと、
モノ中心のシステムからすれば、
現状、 AIがそこまで至っていないので、
変動費ゼロ
ムダを省き効率的にシステムを動かすためには改善も重要です。
デジタルが発生した時点で、
( すべてのモノがこうではありませんが。。。)
このようになるとモノ作りが主目的であった組織は意味がなくなり ます。
複製品を作ることにコストと時間がかからないため、
「モノを作る組織」→「創造する組織」への変化です。
組織概念の変化
長い間、モノが中心の世界が続いたため、
また、 組織そのものの研究も進んで組織論もできあがっており、
しかし、現在「その組織」というものが変化してきています。
これ以上モノ(複製品)を作り出す必要性はなくなっています。
「その組織」の中で育ってきた人は上の指示で動こうとします。
「 だって、上の指示で動くこと、それが組織だろ? そうでないと組織が成り立たない」と思い込んでいますが、
「 その組織」が変わってきているのです。
ヒエラルキーが無くなってきています。
このコロナ禍でテレワークが常態化している今、
もともと自分一人で 考えることに慣れています。
しかし、それ以下の本部長、 部長クラスはピラミッド型組織が、
トップと課長あるいは係長クラスの間に挟まれて いる本部長、事業長、部長たちです。
ヒットの短命化
現在は何が成功するか先が読めない世の中です。
とりあえずやってみたら、 何かよくわからないけどうまくいったという世界です。
今は時代の変化が速く、
一つのヒットの賞味期限が短いのです。
物が溢れ、ヒットするものが読めない、
何も考え ずトップと心中するのと同じです。
今は世の中に何かを発信するためのハードルがない状況です。
雑談からノリでやってみたらうまくいった。
そんな時代です。
アイデアを生み出すには結局一人で考えるしかないです。
壁の外に出るためには自分で考えるしかないのです。
稲妻が走り雷鳴轟くとき
自分一人で考えたことが
世の中でヒットするかもしれないのです。
こんなにすばらしい世の中はないです!