すべての人がもっている才能

しかし、見つけることがむずかしい才能

 

魚も木登りで判断されたら才能がないとなる。

コアラも空を飛ぶ能力で判断されたら才能がないとなる。


「その通り」です。


ギフテッドのように「脳力」がある者

ウサイン・ボルトのように「瞬発脚力」がある者

ラソン選手のように「心肺能力」が高い者

建築家のように「空間認識能力」がある者

芸術家のように「美的能力」に長けた者

 

人それぞれに才能はあります。

しかも、先天的な能力ではなく、後天的に得た能力もあります。

「先天的」な能力を才能と呼んでいるようですが、

あとから努力して身につけた能力も才能です。

 

 才能の種類を問わなければ、才能は「すべての人が持っているもの」です。

ただ、その人に「その才能がある」というのはどのようにして見つければいいのでしょうか?

いろいろ試して、できないものは捨て、

できそうなものだけを選ぶという方法もありますが、

最初はうまくいかなかったことが、しばらく時間を置いたら、

できることもあります。

この場合、初期にできなかったがために、

選択肢から排除してしまうことになります。

逆に、初めはうまくできたが、すぐに壁に当たってしまうこともあります。

では、どの時点で見切りをつければいいのでしょうか?

 ミュージシャンを目指してがんばったが、いっこうに芽がでないためあきらめた。

プロ野球選手を目指したが2軍どまりで1軍には入れなかった。

社長を目指して会社に入ったが課長どまりとなった。

 

そのようなことはよくあります。

ただ、いつあきらめるかはむずかしいです。
「あきらめずにやり続ければできないことはない」と願いたいですが、

現実はそうではありません。

その分野で能力が発揮できない人はあきらめるか、

最後の手段として、死ぬまでやり続ける長寿戦略しかなくなります。

実力でトップクラスにはなれないけれども、

その分野に携わっている期間が誰よりも長い戦略です。

しかし、長寿戦略も簡単ではないので、

ほとんどの人は途中であきらめることになります。

時代が恐ろしい速度で変化している今は、

少しだけ試して目が出なかったらすぐに方向性を変える方が正解なのかもしれません。

いろいろなものに手を出して結局、

何も身についていないことになる可能性もありますが。。。

何かをはじめたら「中の上」ぐらいになるまではやってみることが重要です。

そこまで達しないと結局、ゼロに戻ってしまいます。

何もしなかったことと同じ状態に戻ってしまいます。


いろいろ手を出すことはいいのですが、

一度、手を出せば「中の上」になるまではそれに没頭することが重要です。

しかし、「中の上」までになろうと思えば、

結構時間がかかるのではないかと思われがちですが、

没頭し寝ても覚めてもそのことばかりを考えていると、

意外と早く「中の上」に到達します。


「中の上」に到達したところで、このまま続けるか、

あるいは違うことをはじめるかをそこで判断すればいいのです。

そこまで到達すれば、違うことをはじめても今までやってきたことが、

ゼロになることもなく無駄になりません。

アウトプット

長い間続けているのに芽が出ない(中の上にならない)人は、

結局そのことに従事している時間が短いです。

年数的には長いのですが、他のことをやりながらそれも続けており、

集中投下できていない状態になっています。

また、芽が出ない理由の一つにアウトプットの量が少ないということもあります。

アウトプットをするためにはインプットも必要になってきますが、

十分にインプットしているのに芽が出ない場合は、

アウトプットが少ないと言えます。

アウトプットをすれば何らかの反応があります。

もしくは全く反応がありません。

その反応に基づいて修正を繰り返していけば、

いいものができあがってくるはずです。

しかし、アウトプットをしていないと、

この反応を得ることができませんし改善もできません。

没頭

こう考えると「没頭能力」、

この能力さえあれば、あとは何とでもなりそうです。

何かに没頭して、

没頭できる状況(現実には没頭しているので状況を判断できない)が続くのであれば続けて、没頭できない状態になればやめればいいのです。

 

ただ、それだけです。

 

この「何かに没頭する状態」というのは、

子供のころはみんな持っていたのですが・・・