健康面・経済面で雇われない生き方がよい

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日本のサラリーマンは優秀です!

 

街の中華料理屋の店主よりサラリーマンは優秀です。

 

誤解を恐れずに言いますと、どう見ても街の中華料理屋(中華料理屋さんは単なる例えです)の店主より、企業に勤めるサラリーマンの方が優秀です。(冷静に見て)

サラリーマンに成れなかった人が仕方なく商売をしている感じです。(もちろん優秀な商売人もいます)

 

起業はしたが途中で店を閉じることになったという廃業率を上げているのは、サラリーマンより優秀でない人たちです。起業は失敗する確率が高く、そう簡単にはうまく行かないイメージがついているのは、その人たちの影響かもしれません。




資本主義の税制

 

潰れてもおかしくない、大して儲かってもいなさそうな店でも実はそれなりにやって行けています。裕福ではありませんが、生きていけるのです。

 

よく町でボロボロのお店を見かけると思います。潰れているのか?と思えるほどです。商店街の服屋さんも、服が売れているところを見たことがありません。ではなぜ潰れないのでしょう?

 

・家賃は10万円で、店の2階が住居

・敷地の7割は店として使用

・水道、光熱費・通信費(10万円)の8割は店で使用

・車はあるが会社名義(維持費5万円)

・妻が社員(妻の給料15万円)

 

このような条件の場合、

敷地の7割を店で使用しているので、家賃10x0.7=7万円、水道光熱費・通信費10x0.8=8万円、車維持費5万円、妻の給料15万円は会社の経費(合計35万円)となります。

仮に仕入れ費を除いた売上が35万円とすると、売上から経費を引くと35-35=0となります。つまり、利益がない商売となりますので税金は発生しません。

さらに、妻の給料15万円は会社のお金からはなくなりますが、世帯としては15万円残ります。

儲けがない会社なのに潰れずに生活できるのです。

 

これが、給料35万円のサラリーマンの場合、そこからまず税金が引かれます。

家賃10万円、水道光熱費・通信費10万円、車維持費5万円、妻の給料は要りませんが、

7万円(20%税金)+家賃10万円+水道光熱費・通信費10万円+車維持費5万円=32万円となり、給料から引くと35 - 32 =残り3万円となります。

これではきびしいです。

 

この差は個人で生活するための出費を会社の経費にのせることができることと、税金がなくなることによります。(給料に税金は発生しますが)

 

優秀な経営者でなくてもそれなりに生活できてしまうのです。



サラリーマンは起業で成功するのか?

 

では、サラリーマンが同じことをすればうまくいくのでしょうか。

 

サラリーマンが同じことをすれば、町の中華料理屋さん(あくまで例えです)よりはるかにうまくできます。

会社というところでうまくやっていく方が、正直むずかしいです。どちらが厳しいかといえば、会社なのです。

 

語弊のある言い方になるかもしれませんが、細々と商売をしている人は、サラリーマンより優秀ではありません。

細々としている時点で商売としては大きくなっておらず、会社の財布と個人の財布を実質同じにすることにより、生活費を会社からまかなって生活している状態です。サラリーマンであれば生活できない状態です。つまり、サラリーマンになれない人たちです。

サラリーマンとしては失格になった人たちが、仕方なく商売をしているのです。

 

仮に企業に勤めているサラリーマンが、商売をはじめると、圧倒的にうまくできます。

 

脱サラしてうまく行かなかったということをよく聞きますが、もともとサラリーマンをできなかった人は、もっと失敗しています。

 

それぐらいサラリーマンをすることはむずかしいのです。しかし、そのわりには手取り給料は安いことになります。

 

一般的にはサラリーマンより商売をする方がむずかしいように感じますが、それはサラリーマンをできない人が商売をしているため、失敗確率を高めているだけです。

サラリーマンとしてそれなりに働くことができた人が商売を始めると、成功する確率は高いのです。



フリーランス(マイクロ法人)

 

そこそこサラリーマンができる人はフリーランスになればいいのです。

会社と契約して35万円の給料(売上)をもらうとします。(会社側は社会保険などが減るので実質かかる人権費は少なくなる)

 

・家賃は10万円で1室とリビングは仕事に使用している(全体の4割)

・水道、光熱費・通信費(10万円)の5割は仕事で使用

・車はあるが法人名義(維持費5万円)

・妻を雇っている(妻の給料15万円)

・自分の報酬(6万円)

 

経費として家賃10x0.4=4万円、水道、光熱費・通信費10x0.5=5万円、車維持費5万円、妻の給料15万円で合計29万円が経費として計上できます。

35-29=6万円

この6万円は役員報酬とします。

 

これで、利益がない事業となってしまい法人税はゼロとなります。

しかし、これを世帯側で見てみますと、妻の給料15万円と役員報酬6万円の21万円は残っています。(これには税金がかかります)

 

ここから家賃の残り6万円、水道、光熱費・通信費の残り5万円を引いて10万円となります。

 

サラリーマンであれば3万円しか残らなかったお金が、フリーランスであれば10万円も残っています。

 

細かな部分は計算していないため概算となりますが、サラリーマンよりは経済的にも豊かになります。



これで、健康面、経済面においても「雇われない」生き方の方がよいということになりました。